2019年4月26日金曜日
2019年3月28日木曜日
【ご案内】山崎まゆみさんとのトークショー
温泉エッセイスト 山崎まゆみさんとトークショーを開催いたします。
場所は東京エアシティターミナル 2階(通称:TCAT)毎日が旅行博の特設ステージ 。
二人でトークショーができるなんて光栄です。
世界を旅する山崎まゆみさんと温泉のみならず、様々なテーマでお話しをさせて頂きたいと考えております。
小さい会場なので、客席の皆様とも会話のキャッチボールができれば幸いです。
ぜひ会場ではお声がけを頂きたいと考えております。
よろしくお願い申し上げます。
3月30日(土) 13:30〜14:30
山崎まゆみさんについて、過去のブログ記事をひもといてみました。
雑誌の取材のみならず東日本大震災の時はともにボランティアをしたり、ラジオに出演させて頂いたりと親しくお付き合いをさせて頂いております。
ご縁を頂きトークショー開催の運びとなりました。
当日はお誘い合わせの上、ぜひご来場を頂ければと思っております。
お待ちしております。
山崎 まゆみ
小学館
売り上げランキング: 448,770
小学館
売り上げランキング: 448,770
2019年2月7日木曜日
東北湯けむり紀行 KHB東日本放送 2/8放映
2019年2月8日(金)
午後6時15分〜
KHB 東日本放送(テレビ朝日系列)
スーパーJチャンネル宮城
東北湯けむり紀行
※東北6県の放送は日時が異なる場合はあります。
※番組内での詳細な放送時間は未定ですので、あらかじめご了承下さいませ。
午後6時15分〜
KHB 東日本放送(テレビ朝日系列)
スーパーJチャンネル宮城
東北湯けむり紀行
※東北6県の放送は日時が異なる場合はあります。
※番組内での詳細な放送時間は未定ですので、あらかじめご了承下さいませ。
2019年1月12日土曜日
CREA 2019 2・3月合併号掲載
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は公私共に色々な事があり、日々の業務や子育てにバタバタと過ぎ去ったような気がしております。
混沌とした時代の中で、いかにして私達はこの蔵王に山の中で暮らして行けば良いのだろう。旅館という生業を脈々と後世につなげていく事。問題が山積する中で、そんな不安とそれを乗り越えるだけの家族やスタッフ、仲間達を大切にしよう。同じ志を温め合えるような人間関係を築いていきたいと年頭に思う次第です。
小さな成功体験、小さな喜び、優しさを分かち合う心。それらをすべて訪れるお客様達と共有していきたい。そう思っています。
先日発売のCREAに掲載されました。
特集の「ひとり温泉、ひとり宿」
おひとり様でのご利用は昔から多かった当館ですが、記事の中にはなるほど!と思うような内容が沢山ありました。
誰しも自分の定宿があったら良いな。温泉や旅文化から色々な事を学びたい。そう思うのはとても自然な事であると考えます。
「旅」は人間を成長させる最も大きなファクターだと思います。
名も知らぬ場所で知らない人に出会い、人間は詩人になる。写真を撮るでもなく、酒を飲むでもなく、郷土料理を食べるでもなく過ごすことであっても、人は旅に出る。なぜなのでしょう?本誌はそんな事を考えさせられる素晴らしい内容でした。
パラパラとガイドブック的な読み方ではなく、しっかりと文章を繰り返し味わい、自らの旅に関する価値観と照らし合わせてみるのも楽しみ方なのではないでしょうか。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は公私共に色々な事があり、日々の業務や子育てにバタバタと過ぎ去ったような気がしております。
混沌とした時代の中で、いかにして私達はこの蔵王に山の中で暮らして行けば良いのだろう。旅館という生業を脈々と後世につなげていく事。問題が山積する中で、そんな不安とそれを乗り越えるだけの家族やスタッフ、仲間達を大切にしよう。同じ志を温め合えるような人間関係を築いていきたいと年頭に思う次第です。
小さな成功体験、小さな喜び、優しさを分かち合う心。それらをすべて訪れるお客様達と共有していきたい。そう思っています。
先日発売のCREAに掲載されました。
特集の「ひとり温泉、ひとり宿」
おひとり様でのご利用は昔から多かった当館ですが、記事の中にはなるほど!と思うような内容が沢山ありました。
誰しも自分の定宿があったら良いな。温泉や旅文化から色々な事を学びたい。そう思うのはとても自然な事であると考えます。
「旅」は人間を成長させる最も大きなファクターだと思います。
名も知らぬ場所で知らない人に出会い、人間は詩人になる。写真を撮るでもなく、酒を飲むでもなく、郷土料理を食べるでもなく過ごすことであっても、人は旅に出る。なぜなのでしょう?本誌はそんな事を考えさせられる素晴らしい内容でした。
パラパラとガイドブック的な読み方ではなく、しっかりと文章を繰り返し味わい、自らの旅に関する価値観と照らし合わせてみるのも楽しみ方なのではないでしょうか。
2018年1月28日日曜日
職業を選択するという自由
自分自身、本当に人に恵まれて育ってきたと思う。
この環境で生きていく上で、まさに適した人に出会い人間形成されてきたのだとつくづく思う。
旅館を営みながら自由に生活していると思う。
自由には必ず規律がともなう。
自由だから何をやってもいいというものではなく、自らが科したルールを厳守することが最も自分らしく生きていく思考の源となる。
家業を継承する上で最初に疑問視するもの。
それは職業を選択する自由を奪われる理不尽さなのかもしれない。
使命感や責任感などというものを押し付けられて育てられたのでは、決してその疑問符を自らの考えで解決できるものではない。
「将来の夢」として子供は自由な発想で答えるが、それはまだこの概念が無いから「飛行機のパイロット」とか「仮面ライダー」とか「警察官」と答えるのだと思う。
この答えは「夢=職業」なのである。
職業は夢ではない。その職業につき、どのように生きていくかが最も大事なのである。
子供との対話の中で、将来像がどのようになっているかが大切なのだと思う。
パイロットになり、仮面ライダーになり、警察官になりどんな生活をしていきたかが本当の「将来の夢」なのだと思う。
自由という概念や、自らがもつ規律に早く気付き、育むことが教育の根本のような気がします。
私が人に恵まれたと思うのは、様々なターニングポイントにおいて重要な人達に気付かせてもらえてからなのかもしれません。
ではその気付きの場はどうもたらされたか。
親の責任は大きいと思います。
「感謝」「畏れ」「優しさ」「厳しさ」「忍耐」「自立」「共感」など親が子に思う「立派な人間になってほしい」という考えは様々。
そういったファクターが沢山ある親が、子に人に恵まれるための最初のレールをしくのだと思います。
親が敷いたレールの上を歩いて来ました。よく聞くフレーズですが、テレビドラマの主人公が警察官僚の御曹司や大物政治家の息子役で、劇中30歳くらいで初めて大きな失敗をして吐くセリフです。
罪を犯してしまった息子を見た親は「育て方を間違ってしまった」と言って、秘書にその罪をなすりつけるストーリーはありふれています。
親もレールを敷き続けてきたわけですから、苦労も多かったことでしょう。
しかしながらそのレールは自らの地位や利益を最優先にしてきたから、間違いが起きたのだと思います。
どこかで気が付かなければならなかったのだと思います。
最初に敷いたレールを子供と一緒に見据えて、これで行こうと夢を共有しなければならなかったのだと思います。
どこまでそのレールを敷くか。新しく子供が自ら進む上で見守ることができるか。
それが大事なのだと思います。
自由とは職業を選択することでは決してありません。
不自由だ不自由だとなげくのは仕事がないからではありません。
自由にはリスクがともないます。だから規律が必要なのです。
世の中に潜むリスク。それを受け止められるだけの体力を付けさせることが、子供に自由意志を身に着けさせる最も大切なことだと思います。
この環境で生きていく上で、まさに適した人に出会い人間形成されてきたのだとつくづく思う。
旅館を営みながら自由に生活していると思う。
自由には必ず規律がともなう。
自由だから何をやってもいいというものではなく、自らが科したルールを厳守することが最も自分らしく生きていく思考の源となる。
家業を継承する上で最初に疑問視するもの。
それは職業を選択する自由を奪われる理不尽さなのかもしれない。
使命感や責任感などというものを押し付けられて育てられたのでは、決してその疑問符を自らの考えで解決できるものではない。
「将来の夢」として子供は自由な発想で答えるが、それはまだこの概念が無いから「飛行機のパイロット」とか「仮面ライダー」とか「警察官」と答えるのだと思う。
この答えは「夢=職業」なのである。
職業は夢ではない。その職業につき、どのように生きていくかが最も大事なのである。
子供との対話の中で、将来像がどのようになっているかが大切なのだと思う。
パイロットになり、仮面ライダーになり、警察官になりどんな生活をしていきたかが本当の「将来の夢」なのだと思う。
自由という概念や、自らがもつ規律に早く気付き、育むことが教育の根本のような気がします。
私が人に恵まれたと思うのは、様々なターニングポイントにおいて重要な人達に気付かせてもらえてからなのかもしれません。
ではその気付きの場はどうもたらされたか。
親の責任は大きいと思います。
「感謝」「畏れ」「優しさ」「厳しさ」「忍耐」「自立」「共感」など親が子に思う「立派な人間になってほしい」という考えは様々。
そういったファクターが沢山ある親が、子に人に恵まれるための最初のレールをしくのだと思います。
親が敷いたレールの上を歩いて来ました。よく聞くフレーズですが、テレビドラマの主人公が警察官僚の御曹司や大物政治家の息子役で、劇中30歳くらいで初めて大きな失敗をして吐くセリフです。
罪を犯してしまった息子を見た親は「育て方を間違ってしまった」と言って、秘書にその罪をなすりつけるストーリーはありふれています。
親もレールを敷き続けてきたわけですから、苦労も多かったことでしょう。
しかしながらそのレールは自らの地位や利益を最優先にしてきたから、間違いが起きたのだと思います。
どこかで気が付かなければならなかったのだと思います。
最初に敷いたレールを子供と一緒に見据えて、これで行こうと夢を共有しなければならなかったのだと思います。
どこまでそのレールを敷くか。新しく子供が自ら進む上で見守ることができるか。
それが大事なのだと思います。
自由とは職業を選択することでは決してありません。
不自由だ不自由だとなげくのは仕事がないからではありません。
自由にはリスクがともないます。だから規律が必要なのです。
世の中に潜むリスク。それを受け止められるだけの体力を付けさせることが、子供に自由意志を身に着けさせる最も大切なことだと思います。
池田 潔
岩波書店
売り上げランキング: 21,080
岩波書店
売り上げランキング: 21,080
2018年1月21日日曜日
ローカリズム
localism。子育てをする上でとても重要視しています。
画一的なものの考え方は学校で教われば良い。普遍的な意味合いのある事は社会に出れば嫌でも目の当たりにする。
私は息子のそばにいて教えられることと言えば、ローカルである事の楽しさだけなのではないかと思う時があります。
地方の独自性はその場所に住んでいなければ体感することはできません。
私の回りにいる地域の方々、仲間、その風土や特徴から沢山の事を学んで欲しいと思っています。
地元で頑張っている商業者の仲間が、私のしらないローカルを教えてくれる。可愛がってくれる環境を作る。
息子には可愛がられるスイッチを身に付けて欲しいと思っています。
教育に置いて何を重視し、尊重するのかは親が決めなければなりません。
それが息子であるひとりの人間の素地になり、親の元から巣立っていきます。
今日はすみかわスノーパークに行って遊んで来ました。
スキー場の経営陣やスタッフ、レンタルコーナーやガイドの皆さんから暖かく迎えられる事。本当にありがたいと思います。
蔵王は自分の住処であり、庭であり、仕事場であります。
この場所が好きで働いている方々に愛される人間になって欲しいと願っています。
息子はこのスキー場が大好きです。ひとしきり雪遊びをした後はキッズスペースでブロック遊びをして、その後は顔見知りのおじさん達と談笑をしながらおやつを食べる。
平日は保育園との往復ですので、いつもとは全く違った日常を楽しんでいるのです。
時折、私が仕事の話などをしているとじっとその姿を見ている時があります。遊ぶ手を止めて。
本来はOFFである時間にすっと入り込んで来る大人たちの会話。そのような混在した空間の中でローカリズムが育まれていきます。
無理に仕事のスイッチを切る必要などどこにもなく、むしろ自然と彼が我々を取り巻く環境をエンジョイできる人間に少しづつ育って欲しいと思います。
画一的なものの考え方は学校で教われば良い。普遍的な意味合いのある事は社会に出れば嫌でも目の当たりにする。
私は息子のそばにいて教えられることと言えば、ローカルである事の楽しさだけなのではないかと思う時があります。
地方の独自性はその場所に住んでいなければ体感することはできません。
私の回りにいる地域の方々、仲間、その風土や特徴から沢山の事を学んで欲しいと思っています。
地元で頑張っている商業者の仲間が、私のしらないローカルを教えてくれる。可愛がってくれる環境を作る。
息子には可愛がられるスイッチを身に付けて欲しいと思っています。
教育に置いて何を重視し、尊重するのかは親が決めなければなりません。
それが息子であるひとりの人間の素地になり、親の元から巣立っていきます。
今日はすみかわスノーパークに行って遊んで来ました。
スキー場の経営陣やスタッフ、レンタルコーナーやガイドの皆さんから暖かく迎えられる事。本当にありがたいと思います。
蔵王は自分の住処であり、庭であり、仕事場であります。
この場所が好きで働いている方々に愛される人間になって欲しいと願っています。
息子はこのスキー場が大好きです。ひとしきり雪遊びをした後はキッズスペースでブロック遊びをして、その後は顔見知りのおじさん達と談笑をしながらおやつを食べる。
平日は保育園との往復ですので、いつもとは全く違った日常を楽しんでいるのです。
時折、私が仕事の話などをしているとじっとその姿を見ている時があります。遊ぶ手を止めて。
本来はOFFである時間にすっと入り込んで来る大人たちの会話。そのような混在した空間の中でローカリズムが育まれていきます。
無理に仕事のスイッチを切る必要などどこにもなく、むしろ自然と彼が我々を取り巻く環境をエンジョイできる人間に少しづつ育って欲しいと思います。
2018年1月20日土曜日
年末年始の忙しさを終え
年末年始はとにかく忙しくお客様をお迎えしました。
毎年恒例の大雪にも見舞われず、無事に乗り切ることができました。
客数が多かったので本当に準備に準備を重ねました。
チェック。ダブルチェック。そういう正確の私は気が揉めて、周囲にイライラするあまり自らがミスを犯したりケガをするタイプなのです。
しかしながら、今年は何も問題は無くお得意様と近況を話し込むほどに旅館がゆったりとした時間に包まれました。
こんな正月は初めたかも?と何かうれしくなりました。
それは何より妻の頑張りでした。
育児に追われるあまり仕事が中途半端であることにとても不安を感じていました。
どちらかを選択するのではなく、両方ともこなさなければならないのがこの商売なのです。
愛する妻であり、できの悪い部下でもあります。
私の人生において最高のキャストである妻に、感謝を。伸びしろの大きい部下に成長ある仕事を。と念じています。
峩々をもっともっと知ってほしい。旅館というものを掘り下げてほしい。そう思います。
だいたいいつも1月10日に風邪をひくのが恒例なのですが、今年は気を抜いた場所がいつもと違います。
ムチウチ症になってしまいました。
年末から疲れを感じて、接骨院に通っていました。
首が上手く動かず、バランスが悪いと自覚していた矢先です。
凍結した路面でスリップした車を救出しようと駆けつけた際に、自らが滑ってしまいました。
転ばずに坂道で軸足を踏ん張った刹那、首に電気が走りました。
「ピキッ」という鈍い音がはっきりと聞こえました。
私は歯を食いしばり作業を続行しましたが、さすがにこれは堪えました。
弟の運転で整形外科に行き、レントゲンなどを撮り、診察して頂きました。
骨などには異常はみられませんでしたが、神経がダメになっていたようです。
処方された薬を飲むと、痛みはなくなりました。
しばらくは安静に。と言われましたが、なかなかゆっくり休めないですね。
こんな時はゆっくり温泉療養といきたいところです。
毎年恒例の大雪にも見舞われず、無事に乗り切ることができました。
客数が多かったので本当に準備に準備を重ねました。
チェック。ダブルチェック。そういう正確の私は気が揉めて、周囲にイライラするあまり自らがミスを犯したりケガをするタイプなのです。
しかしながら、今年は何も問題は無くお得意様と近況を話し込むほどに旅館がゆったりとした時間に包まれました。
こんな正月は初めたかも?と何かうれしくなりました。
それは何より妻の頑張りでした。
育児に追われるあまり仕事が中途半端であることにとても不安を感じていました。
どちらかを選択するのではなく、両方ともこなさなければならないのがこの商売なのです。
愛する妻であり、できの悪い部下でもあります。
私の人生において最高のキャストである妻に、感謝を。伸びしろの大きい部下に成長ある仕事を。と念じています。
峩々をもっともっと知ってほしい。旅館というものを掘り下げてほしい。そう思います。
だいたいいつも1月10日に風邪をひくのが恒例なのですが、今年は気を抜いた場所がいつもと違います。
ムチウチ症になってしまいました。
年末から疲れを感じて、接骨院に通っていました。
首が上手く動かず、バランスが悪いと自覚していた矢先です。
凍結した路面でスリップした車を救出しようと駆けつけた際に、自らが滑ってしまいました。
転ばずに坂道で軸足を踏ん張った刹那、首に電気が走りました。
「ピキッ」という鈍い音がはっきりと聞こえました。
私は歯を食いしばり作業を続行しましたが、さすがにこれは堪えました。
弟の運転で整形外科に行き、レントゲンなどを撮り、診察して頂きました。
骨などには異常はみられませんでしたが、神経がダメになっていたようです。
処方された薬を飲むと、痛みはなくなりました。
しばらくは安静に。と言われましたが、なかなかゆっくり休めないですね。
こんな時はゆっくり温泉療養といきたいところです。
2017年12月31日日曜日
ゆく年くる年 2017
2017年の大晦日。
いつも猛吹雪の峩々は珍しく音もなく時より月が顔を出す静寂に包まれています。
お客様への年越し蕎麦を出し終わり、1年を振り返るこの時間が何よりの幸せです。
長男が保育園に通うようになり、仕事に加えて子育てが違った自分を発見できた1年だったと思います。
すくすくと大きく成長する姿をただただ喜べれば良いのですが、峩々温泉の後継者として、1人の人間として向き合う緊張感が常に存在しています。
それは私にとりましても、彼にとっても大変有意義な時間なんだと改めて思います。
妻の頑張り、母の優しさ、弟夫婦のサポート、古参従業員の家族以上の愛。本当にありがたく、心から感謝しています。
8月に父を亡くし、経営者として身の引き締まる思いで過ごしてきましたが、ようやく自分の峩々温泉になっていくために走り始めた気がしています。
経営の目的は「永続」と言い続けてきましたが、父の死をもって改めてその意味を噛み締めています。
生前にお世話になった方々へお一人お一人にご挨拶をさせて頂きながら、私は少しづつ六代目になっていくのだと実感しました。
親を送り初めて一人前にならせて頂くのだと誰かが言いました。
その本質が、父の生き様が、父の死が最後に私を後継者に育て上げたのだと思います。
本当ならば大晦日は家族で父の生前の思い出話をしながら、新年を静かに迎えるのが習わしだと思います。しかしながら我々は旅館をなりわいに生きていく人間です。
訪れる旅人がいる限り、その皆さんの思いを自らのロマンにかえていく。それを喜びにかえ、湯を守り続けていく宿命なのだと思っています。
これからも峩々で暮らし、しっかりと後継者を育てていきたいと考えております。
【ラジオ番組】
7月から半年間、ラジオ番組を持たせて頂きました。
とにかく新鮮で楽しかった。何もわからず体当たりしました。
自分の考えていることを言葉で発信することの面白さ、難しさを体感しました。
伝えたかった事の半分も言えませんでしたが、それが今の自分のレベルなのだと再確認する良い時間でした。
スタジオでの収録はいい刺激になり、ゲストで出演して下さった方々とも親睦が深まり、良いこと尽くめだったと思います。
【地域への貢献】
わが町はイノシシなどによる田畑への被害が深刻化しています。
今年から本格的に地元猟友会の有害鳥獣捕獲隊として活動してきました。
農業家の高齢化、耕作放棄地の拡大、収穫高の激減。大きな問題を抱えています。
地元食材を提供する事ができなくなる。という問題に直面し、地元の有志でイベントをしたりNPO法人を立ち上げたり10年以上にわたり活動を続けてきました。
この度の活動もその延長線上にあります。
誰かがやってくれるだろうでは済まないレベルになろうとしています。
私は旅館を運営するかたわら、この活動をライフワークにしようと思っています。
有害鳥獣として駆除された野生動物を、もっと活かす方法を模索しています。
そしてそのおかげで守られた農作物をどんどん世に出していきたい。
双方を両立させた事業展開を考え、町づくりの下支えになりたいと考えています。
50歳になるまでに何とか形にしていくのが、今の目標です。
具体的なプランがお知らせできるように頑張りたいです。
【本を出版したい】
後継者を持つ経営者に向けた育児書を書きたいと思っています。
ビジネス書ではなく、エッセイでもなく、育児書です。
私は六代目として生まれ、現在は七代目を育てています。
自身の足跡と共に、環境や教育や人との出会い、気付きや学びを後継者に伝える本を出版したいと考えています。
それを書き始めようと思います。
旅館業界では後継者育成と称し、的外れな勉強会や研修会を企画しています。
目的が後継者を育てることだから的が外れるのだと思います。そして我々のような小規模旅館は業態、家族構成などによって独特の経営スタイルをもちますので、あくまでもその育ってきた環境が重要になります。
旅館の永続が目的で、その運営責任者になることは歴史の通過点なのです。
峩々温泉は永遠ですが、父のように館主はあっけなくこの世を去ります。
もっともっと深くこの仕事を掘り下げるために、きちんと文章にして残したくなったのです。
子供が成長するにつれてその思いが大きくなりました。
定年が無いこの商売ですが、選手生命は短いのだと知りました。
長い下積み生活がようやく終わり、自分の船を来年からやっと漕ぎ出せるのです。
【旧友との再開】
大学を卒業し、しばらく音信不通だった友人から連絡がありました。
家族を連れてはるばるアメリカから一時帰国する折、宿泊してくれました。
活躍の場をロサンゼルスにして約20年。彼はがむしゃらに走り続けてきました。
話は尽きること無く、将来の夢を語り合いました。
ある程度の社会的な信頼とキャリアを身に着けた彼は、安住の地を求めることはありませんでした。
保証されたポストを捨てて、また新たな夢へ前進すると。
私はここ数年、こんなにキラキラした気持ちになった事はありませんでした。
旅館の経営に没頭し、人生について考える時間はあまりなかったと思います。
自らのライフワークをしっかりと考えて、また新しいチャレンジをしていきたいと思います。
夢は必ずかなう。叶えたいと思う自分がいる限り。そう彼は言い残して日本をたちました。
来年は彼に会いに行こうと思います。自らの新しい人生を踏み出すために。
今年も色々な事がありましたが、何とか無事に終われそうです。
あと数十分で新年がスタートします。
健やかな元旦を迎え、本当に良い年になりますようご祈念申し上げます。
いつも猛吹雪の峩々は珍しく音もなく時より月が顔を出す静寂に包まれています。
お客様への年越し蕎麦を出し終わり、1年を振り返るこの時間が何よりの幸せです。
長男が保育園に通うようになり、仕事に加えて子育てが違った自分を発見できた1年だったと思います。
すくすくと大きく成長する姿をただただ喜べれば良いのですが、峩々温泉の後継者として、1人の人間として向き合う緊張感が常に存在しています。
それは私にとりましても、彼にとっても大変有意義な時間なんだと改めて思います。
妻の頑張り、母の優しさ、弟夫婦のサポート、古参従業員の家族以上の愛。本当にありがたく、心から感謝しています。
8月に父を亡くし、経営者として身の引き締まる思いで過ごしてきましたが、ようやく自分の峩々温泉になっていくために走り始めた気がしています。
経営の目的は「永続」と言い続けてきましたが、父の死をもって改めてその意味を噛み締めています。
生前にお世話になった方々へお一人お一人にご挨拶をさせて頂きながら、私は少しづつ六代目になっていくのだと実感しました。
親を送り初めて一人前にならせて頂くのだと誰かが言いました。
その本質が、父の生き様が、父の死が最後に私を後継者に育て上げたのだと思います。
本当ならば大晦日は家族で父の生前の思い出話をしながら、新年を静かに迎えるのが習わしだと思います。しかしながら我々は旅館をなりわいに生きていく人間です。
訪れる旅人がいる限り、その皆さんの思いを自らのロマンにかえていく。それを喜びにかえ、湯を守り続けていく宿命なのだと思っています。
これからも峩々で暮らし、しっかりと後継者を育てていきたいと考えております。
【ラジオ番組】
7月から半年間、ラジオ番組を持たせて頂きました。
とにかく新鮮で楽しかった。何もわからず体当たりしました。
自分の考えていることを言葉で発信することの面白さ、難しさを体感しました。
伝えたかった事の半分も言えませんでしたが、それが今の自分のレベルなのだと再確認する良い時間でした。
スタジオでの収録はいい刺激になり、ゲストで出演して下さった方々とも親睦が深まり、良いこと尽くめだったと思います。
【地域への貢献】
わが町はイノシシなどによる田畑への被害が深刻化しています。
今年から本格的に地元猟友会の有害鳥獣捕獲隊として活動してきました。
農業家の高齢化、耕作放棄地の拡大、収穫高の激減。大きな問題を抱えています。
地元食材を提供する事ができなくなる。という問題に直面し、地元の有志でイベントをしたりNPO法人を立ち上げたり10年以上にわたり活動を続けてきました。
この度の活動もその延長線上にあります。
誰かがやってくれるだろうでは済まないレベルになろうとしています。
私は旅館を運営するかたわら、この活動をライフワークにしようと思っています。
有害鳥獣として駆除された野生動物を、もっと活かす方法を模索しています。
そしてそのおかげで守られた農作物をどんどん世に出していきたい。
双方を両立させた事業展開を考え、町づくりの下支えになりたいと考えています。
50歳になるまでに何とか形にしていくのが、今の目標です。
具体的なプランがお知らせできるように頑張りたいです。
【本を出版したい】
後継者を持つ経営者に向けた育児書を書きたいと思っています。
ビジネス書ではなく、エッセイでもなく、育児書です。
私は六代目として生まれ、現在は七代目を育てています。
自身の足跡と共に、環境や教育や人との出会い、気付きや学びを後継者に伝える本を出版したいと考えています。
それを書き始めようと思います。
旅館業界では後継者育成と称し、的外れな勉強会や研修会を企画しています。
目的が後継者を育てることだから的が外れるのだと思います。そして我々のような小規模旅館は業態、家族構成などによって独特の経営スタイルをもちますので、あくまでもその育ってきた環境が重要になります。
旅館の永続が目的で、その運営責任者になることは歴史の通過点なのです。
峩々温泉は永遠ですが、父のように館主はあっけなくこの世を去ります。
もっともっと深くこの仕事を掘り下げるために、きちんと文章にして残したくなったのです。
子供が成長するにつれてその思いが大きくなりました。
定年が無いこの商売ですが、選手生命は短いのだと知りました。
長い下積み生活がようやく終わり、自分の船を来年からやっと漕ぎ出せるのです。
【旧友との再開】
大学を卒業し、しばらく音信不通だった友人から連絡がありました。
家族を連れてはるばるアメリカから一時帰国する折、宿泊してくれました。
活躍の場をロサンゼルスにして約20年。彼はがむしゃらに走り続けてきました。
話は尽きること無く、将来の夢を語り合いました。
ある程度の社会的な信頼とキャリアを身に着けた彼は、安住の地を求めることはありませんでした。
保証されたポストを捨てて、また新たな夢へ前進すると。
私はここ数年、こんなにキラキラした気持ちになった事はありませんでした。
旅館の経営に没頭し、人生について考える時間はあまりなかったと思います。
自らのライフワークをしっかりと考えて、また新しいチャレンジをしていきたいと思います。
夢は必ずかなう。叶えたいと思う自分がいる限り。そう彼は言い残して日本をたちました。
来年は彼に会いに行こうと思います。自らの新しい人生を踏み出すために。
今年も色々な事がありましたが、何とか無事に終われそうです。
あと数十分で新年がスタートします。
健やかな元旦を迎え、本当に良い年になりますようご祈念申し上げます。
2017年6月18日日曜日
山岳ライター 高橋庄太郎さん再訪
以前、PEAKSの取材でお世話になった山岳ライターの高橋庄太郎さんが再び峩々を訪れました。
1年ぶりの再会でしたので、話しに花が咲きました。
仙台出身の高橋さんにとって蔵王は特別な場所だそうです。
我々も蔵王に住むものとして、大切にしていきたいと改めて思いました。
当館掲載号にサインを頂きましたので、ご希望のお客様へはフロントにて販売致します。
2016年4月23日土曜日
佐藤ジュンコ 【女のひとり飯】月刊ミシマガジン 掲載
峩々温泉がまたまたミシマガジン 女のひとり飯の舞台になりました。
前回来て頂いたのは1年前の冬でしたね。
ジュンコさんの「女ひとり旅」も楽しく拝見させて頂きました。
独特の視点、表現力、彼女の世界観と時間軸に引き込まれますね。
ぜひゆっくりと読んで頂き、また他の回もおなかを抱えて笑って頂きたいです。
佐藤ジュンコさん、これからもひとりのファンとして応援していきます!
続きはミシマガジンのオフィシャルホームページを御覧くださいませ。
また、こちらは単行本としても購入できます。ぜひ書店やWebサイトをのぞいて見て下さい。
■ミシマガジン 女のひとり飯 オフィシャルホームページ
■原点回帰の出版社 ミシマ社
■佐藤ジュンコ Twitter
佐藤ジュンコ
ミシマ社
売り上げランキング: 52,083
ミシマ社
売り上げランキング: 52,083
2015年12月31日木曜日
ゆく年くる年 2015
本日は大晦日。明日はぜひ峩々温泉神社に初詣して頂きたいと思い、息子と境内を除雪してまいりました。すっきりとしたいい気持ちで新年を迎えられそうです。
それも何もご来館して頂いているお客様があってこそです。
来年も沢山の夢やロマンをこの峩々温泉で語り合いたいですね。
先ほど最後のチェックインのお客様をお迎えして、知人が子供を連れて年末のご挨拶に来てくれ、ようやく今日が大晦日なんだと実感する。
毎年決まってそうなんですが、この日が暮れる時間帯に数十分ですがひとりになれるんです。そんな時にふと今年一年を振り返りながら過ごしております。
今年は何と言っても蔵王山の噴火警戒警報に伴う風評被害に一喜一憂する年でした。
昨年の10月くらいから専門家やマスコミが騒ぎ出して、警戒レベルが上がったので山頂付近の道路を封鎖されました。
雪がとけて、蔵王エコーラインがオープンする。ゴールデンウイークには山桜が満開になる。その翌週から新緑が始まり、胸躍るグリーンシーズンがスタートするのです。
観光客はまだ肌寒い山頂を目指し、蔵王のシンボルである「御釜」をひと目見ようと足を運ぶ。あまりの美しさに綺麗なエメラルドグリーンの湖面に、何ともいえない思いを描く。これが本来の蔵王の姿でした。今年は7月まで閉鎖されたおりましたので、完全にスタートで躓いた感じでした。
日本中の火山が噴火を繰り返し、今まで何の対応もしてこなかった蔵王「御釜」への注目が集まりました。にわかに火山性地震の計測器などと設置しました。土石流を監視するカメラを川沿いに設置しました。峩々温泉の敷地内に防災無線の受信アンテナとスピーカーを設置する計画が持ち上がりもしました。
新聞発表にもなりましたが、私がこのアンテナの設置に反対したのは単に「秘湯の景観を損なうから」ではありません。もちろん建物の目の前に10mものアンテナを建てられるのは、旅人にとって見たい景色ではありません。そして、周辺には私ども一軒しか旅館が無いのに屋外用のスピーカーを設置する必要性がない。そういう理由が新聞に書かれなかったことは本当に心外でありますし、もう少し深く取材して頂きたかったと残念な思いです。
そしてもう一つ、数千万の予算をつぎ込んで無線機を設置するよりもまず先に沢山の施策を考え実行する必要があるのだと思っています。
例えば携帯電話。現在、各キャリア全ての電波状況が悪くまともに館内で会話はできないです。もしそれができないとしても衛星電話という手もあります。衛星電話を町が所有し、当館に設置すれば良いという考えもあります。
町役場から冬なら40分以上かかるような立地ですから、いずれにしても対応するのは私もしくは当館のスタッフになります。いち早く伝達する情報。その情報のレベルによって行うべき最善の対応策。それをまず決めるのが先なのではないだろうか。大掛かりなインフラの整備はその後でも良いと思います。AED等の設備を貸与するなどの現場方策もあるはずです。
今まで何もやってこなかったからといって、それは誰も悪いとは言えません。誰かに責任を取らさせようと言っているのではなく、旅人や観光施設に従事している人間の意見を聞いて欲しいのです。
対応の仕方をひとつひとつ考えてみますと、何もやってこなかった事を誰かに指摘されてやらされている。という感がとてもあります。責任を逃れるために必死でインフラを整備しているように思えてしまう。
コミュニケーションの決定的な欠如と全国の事例を知らない勉強不足にほかなりません。
住民の意見を聞く。経験者の意見を聞く。観光のあり方を議論する。議論したことをアウトプットする。そういう好循環を作っていきたいですね。ひとりでは何もできません。だからなおさら頑張りたいと思います。
この風評被害にいち早く国や県が動き、「ふるさと割」がスタートしましたね。
大好評でしたし、今後も継続して行われるサービスだと聞いております。
新規顧客の獲得にも一役かいました。お得意様にも大変喜ばれました。
予約の件数も多かったですが、キャンセルの件数も多かったと記憶しております。
Webサイトでの予約管理は時間帯にとらわれず、お客様がカタログをめくりながら商品を選ぶように宿を選択するところが気軽で良いのでしょう。
予約の手軽さに比例してキャンセルに対しても軽い。それが私の感覚です。
海外の予約サイトなどではクレジットカードの番号の入力や、キャンセルも10日前から掛かるのが一般的です。
私どものやり方と言うと、見ず知らずの人から掛かってきた電話を100%信用して、客室を用意し、食事を用意し、まだお金ももらっていない人に一晩全力でおもてなしを行う商売です。それはなぜか?
我々日本人は「性善説」の中で生まれ育ったからです。世の中に悪い人はいない。という考えがベースになっているから、見ず知らずの人から電話一本で何万円もする宿泊代金の予約を受けられるのです。
私が小学生の頃と言いますと30年前の話です。宿泊予定日が目前に迫ったあるお客様から電話があり「私は集落の葬儀の手伝いをしなければならなくなったから、友達を代わりにやりますよ。お金が事前に少し多く振り込むから、良いお酒を出してやって下さい。お釣りは神社のお賽銭にして下さい。よろしく」と。
間違っても「何日前からキャンセル料がかかりますか?」などという質問は絶対になかった時代です。様々な旅館に予約をしてキャンセル料金のかからない日まで調整して、第一希望がとれたら第二希望以下をキャンセルするような自分勝手な方はいませんでした。
しかしながらそれもルールの中で行われている行為なので、自分勝手ではあってもルールは守られているから良しとされています。
紳士的なお客様に恵まれた旅館は性善説で営業できます。宿側も泊まる側も紳士的かつ人間的なお付き合いが未来永劫つながっていくことでしょう。私はそんな祖父母達のやりとりを見て、肌で感じながら育ってきました。
温泉業界も決して良いとは言えません。先日もある業界の総会に行ってきました。
全国から集ってお互いの無事や近況を、酒を酌み交わしながら夜遅くまで話しをしたりと、みな楽しみな一年に一度のお祭のような催しです。
総会と一言で言っても、大手のエージェントによる数百人規模のものから数十人で行うアットホームなものもあります。この総会は前者と後者の中間くらいの規模で行われたものでした。
総会の最中、ある旅館の主が突然手を上げて役員の勝手な採決だと不満をぶちまけました。その時は様々な関係業界から来賓がいらしていて、私は何かとても恥ずかしい気持ちになりました。人様に恥をさらしただけの行為を行い、その内容は今どうこうできるような事ではありませんでした。質問のやりっぱなし、仮説もなく、先輩への敬意もなく、ただ言い放っただけの言葉。自分の事しか考えていないクレーマーのような内容でした。
そしてその者は、その総会のあと役員の誰とも話さずに去って行きました。自分の意見を通そうと考え、それが業界発展の意味を持ち、かつ自館のお客様が最も喜ぶことであればとことん議論して答えを見出せば良いと思います。
やれうちの旅館は小さいから大変だ。先代からこの会に世話になっているが、こんな事は聞いたことが無いだとか。それじゃうちの旅館は経営できないだの、自分の事だけ。
今だけ、自分だけ、お金だけ。
前職の船井総合研究所 会長 故 船井幸雄氏が「今にこうなる」とおっしゃってました。
そしてできるだけそういう人間とは付き合うな。自分の大切にしているものを失う。
相手のことを思いやれる師と仲間を作りなさい。作れない人に気付かせなさい。と教えられました。まさに今、この時を迎えているのだと思います。
世の中に悪い人はいない。お互いに助けあっていきる。人の縁が輪になって、人にした善行が回り回って家族に返ってくる。そう信じて全ての意思決定を行っています。
しかしながら、心のない公の対応やマスコミ、温泉業界、そしてお客様に対してもその性善説を捨てざるを得ない時が、今まさにそこまで来ています。
でもそれではあまりにも寂しすぎる。
コミュニケーション力があまりにもチープすぎる。
絶対にそれでは世の中は良くならない。美しい日本語で優しい言葉を話し合う国民性を取り戻さなければならない。
でもどうやったら良いかわからない。
みんな思っていると思います。
私はくじけてもくじけてもあきらめない。
今だけ良ければOK!自分だけ助かれば、責任を逃れればOK!人を差し置いてでもお金だけ稼げればそれでOK!と、心のない言動にさらされる事はしばしばあります。しかし、私の経営の目的は全くその対極にあります。
蔵王を愛してこの場所に移り住み、もう六代にもなります。初代から変わらず湧き出る大地からの恵み。この温泉がこんこんと湧き、旅人を迎え続けるている。
我々、それを守り続けることを使命として生まれた者は永続を目的としてこれからも一生懸命日々ここに根をはり暮らしていく思いです。
心を育み、枯れ果てた魂に湧く泉の如き温泉宿でいつづけたいと思います。
息子は感じてくれるでしょう。小さな事をコツコツと積み上げ、旅人を待ち続けていく楽しさを。山とともに歩み、自分の成長する姿を自ら喜べる環境を。大切な人に思いを馳せるロマンを。
本当にありがとうございました。本年中は沢山ご厚情を賜りますます頑張ってまいる所存でございます。今後ともよろしくお願い申し上げますとともに、皆様のご来館を楽しみにお待ち申し上げております。
2015年12月24日木曜日
2015年11月15日日曜日
峩々温泉神社祭 お社の修繕を記念して開催致しました
先日、温泉神社の修繕を記念してお祭りを開催致しました。
お得意様や修繕に関わった関係者、そして友人を招いて宿の繁栄をお祈りして頂きました。
中でも巫女舞の奉納がメイン行事となりました。
前日からの雨で屋外での開催を諦めかけていた時、予定時刻直前に雨はやみ、皆は神社へと導かれました。
ベリーダンサーのkikiさんとRikaさんによる神聖な舞を、山の神様が心から歓迎してくれたのでしょう。
沢山の方々に見守られ、厳粛かつ華やかな時間が過ぎていきました。
神社へと続く石段。温泉館に続く渡り廊下から屋外に出るとすぐに見てきます。
祝詞を唱え、舞が始まります。
これからも温泉神社を大切に守り、山を守り、宿を守っていきたいと気持ちを新たにした1日でした。
関係していただきました全ての皆様、今までこの神社を守ってきてくれた先達の方々、そして峩々温泉を開いた先祖に心から感謝を申し上げます。
2014年12月31日水曜日
ゆく年くる年 2014
今年もあと数時間で終わろうとしています。
色々な事がありましたが、何とか今日も満室のお客様達と新しい年を迎えられそうです。
本当にこの1年、お越し頂きました皆々様に感謝を申し上げます。
「感謝」
今年ほどその言葉を胸に秘め、大切なお付き合いをさせて頂いた事はなかったと思います。
人としてどれほどの関係を深めていけるか。上辺だけの付き合いを切り捨てて、その本質を見つめ温かく育み合える仲間がどれだけできただろうか。
今年はそんな事を日々考えて暮らしてきたように思います。
「感謝して丁寧に生きる」
人間の感謝の上に、自分がいかに丁寧に生活できるか。それこそが上質で文化的な営み。
自分自身がそうでなければ、かけがえのない素敵な人の集う旅館になどなるわけがありません。
その丁寧さが文化を作り、やがてそれが歴史となるのだと心から思いました。
丁寧さ。それは複雑な事をシンプルに紐解いていく様なのかもしれません。
より簡潔に答えを出し、大事に大事に深めていく気概なのかもしれません。
どうあれ、私も40歳になり子を持つ父ですから少しだけでもそうやって年を重ねていきたいと切に思います。
「歴史から学び、感謝して丁寧に生きる」
脈々と続く家業には様々な苦難の歴史があります。
それはその時代背景によって異なり、その時々の館主が最善を尽くした結果なのです。
ですからそれを今の価値観に置き換えて「あれは失敗だった」とか「勇み足だった」などと先達を批判することは、現代を生きる人間にとって決して行ってはいけない行為なのだと思います。
悪者を探す能力に長けていても、学びの道が開けることは一生ありません。
歴史から何を学ぶか?それは年号などを暗記することではありません。
その時代に起こった様々な出来事に対して意思決定をしたリーダーの葛藤や情熱に思いを馳せる事だと思います。
人間の価値観は様々ですから、その答えも1つではないと思います。
もしかするとそれは時として想像の世界に足を踏み入れなければならない場合もあるでしょう。
これからリーダーとしてどう舵取りをしなければならないか。
資本主義的な考え方を根本から捨てる時代が来て、自らの利益よりも友や家族や地域のために一生懸命働こうと思う。
そのためにはどうしたら良いのかと考えれば、少なくとも私は株価やドルの変動はもとより新聞に書かれている世界情勢や政治家の話している事など興味の対象ではありません。
「ひとり勝ち」「勝ち組」「生き残り」といった醜い言葉から耳をそむけなければ、美しい未来はないのだと考えます。
「歴史から学び、感謝して丁寧に美しく生きていこう」
それがこれから50歳までのテーマです。
峩々の暮らしの中で、本当に大切に磨いていくもの。また不必要なものが見えてきたように思います。
もしかすると一番いらないものは「経験」なのかもしれません。
今まで生きてきた40年分の経験。プライドも欲もあります。
でもそれが「歴史から学び、感謝して丁寧に美しく生きていこう」を邪魔するのだと思います。だから捨てる覚悟が必要なのだと考えます。
さっさとそんなものを捨てて、次のワクワクを探す旅に出かけよう。
この先の10年間をワクワクしながら生きていくことが、素敵な旅館を作ることにつながっている。そう思いますと、今日峩々に訪れて頂いておりますお客様1人1人に感謝。
本当にこの1年ありがとうございました。
心から感謝を致しますと共に、来年からもどうかよろしくお願い申し上げます。
この1年で私に沢山の事を教えて頂きました1冊。
人間は沢山のチャレンジや間違い、苦しみや悲しみから学んできました。
歴史の真実から学びの道を開き、自身に問いかけてくるもの。
自分自身が本当に信じられるもの。
それはひるがえると、私自身が息子に残そうと努力する様。
言葉では決して伝わらない業。
今、まさに自分は峩々温泉史という歴史上の人物であることに気が付きました。
子や孫に残してあげたいもの。それはお金や土地と断言できるのでしょうか。
やっとそんな事が理解しあえる世の中になってきたのではないかと思っています。
来年もそんな素敵な価値観を共有できる仲間と、精一杯人生をエンジョイしたいと思います。
色々な事がありましたが、何とか今日も満室のお客様達と新しい年を迎えられそうです。
本当にこの1年、お越し頂きました皆々様に感謝を申し上げます。
「感謝」
今年ほどその言葉を胸に秘め、大切なお付き合いをさせて頂いた事はなかったと思います。
人としてどれほどの関係を深めていけるか。上辺だけの付き合いを切り捨てて、その本質を見つめ温かく育み合える仲間がどれだけできただろうか。
今年はそんな事を日々考えて暮らしてきたように思います。
「感謝して丁寧に生きる」
人間の感謝の上に、自分がいかに丁寧に生活できるか。それこそが上質で文化的な営み。
自分自身がそうでなければ、かけがえのない素敵な人の集う旅館になどなるわけがありません。
その丁寧さが文化を作り、やがてそれが歴史となるのだと心から思いました。
丁寧さ。それは複雑な事をシンプルに紐解いていく様なのかもしれません。
より簡潔に答えを出し、大事に大事に深めていく気概なのかもしれません。
どうあれ、私も40歳になり子を持つ父ですから少しだけでもそうやって年を重ねていきたいと切に思います。
「歴史から学び、感謝して丁寧に生きる」
脈々と続く家業には様々な苦難の歴史があります。
それはその時代背景によって異なり、その時々の館主が最善を尽くした結果なのです。
ですからそれを今の価値観に置き換えて「あれは失敗だった」とか「勇み足だった」などと先達を批判することは、現代を生きる人間にとって決して行ってはいけない行為なのだと思います。
悪者を探す能力に長けていても、学びの道が開けることは一生ありません。
歴史から何を学ぶか?それは年号などを暗記することではありません。
その時代に起こった様々な出来事に対して意思決定をしたリーダーの葛藤や情熱に思いを馳せる事だと思います。
人間の価値観は様々ですから、その答えも1つではないと思います。
もしかするとそれは時として想像の世界に足を踏み入れなければならない場合もあるでしょう。
これからリーダーとしてどう舵取りをしなければならないか。
資本主義的な考え方を根本から捨てる時代が来て、自らの利益よりも友や家族や地域のために一生懸命働こうと思う。
そのためにはどうしたら良いのかと考えれば、少なくとも私は株価やドルの変動はもとより新聞に書かれている世界情勢や政治家の話している事など興味の対象ではありません。
「ひとり勝ち」「勝ち組」「生き残り」といった醜い言葉から耳をそむけなければ、美しい未来はないのだと考えます。
「歴史から学び、感謝して丁寧に美しく生きていこう」
それがこれから50歳までのテーマです。
峩々の暮らしの中で、本当に大切に磨いていくもの。また不必要なものが見えてきたように思います。
もしかすると一番いらないものは「経験」なのかもしれません。
今まで生きてきた40年分の経験。プライドも欲もあります。
でもそれが「歴史から学び、感謝して丁寧に美しく生きていこう」を邪魔するのだと思います。だから捨てる覚悟が必要なのだと考えます。
さっさとそんなものを捨てて、次のワクワクを探す旅に出かけよう。
この先の10年間をワクワクしながら生きていくことが、素敵な旅館を作ることにつながっている。そう思いますと、今日峩々に訪れて頂いておりますお客様1人1人に感謝。
本当にこの1年ありがとうございました。
心から感謝を致しますと共に、来年からもどうかよろしくお願い申し上げます。
この1年で私に沢山の事を教えて頂きました1冊。
人間は沢山のチャレンジや間違い、苦しみや悲しみから学んできました。
歴史の真実から学びの道を開き、自身に問いかけてくるもの。
自分自身が本当に信じられるもの。
それはひるがえると、私自身が息子に残そうと努力する様。
言葉では決して伝わらない業。
今、まさに自分は峩々温泉史という歴史上の人物であることに気が付きました。
子や孫に残してあげたいもの。それはお金や土地と断言できるのでしょうか。
やっとそんな事が理解しあえる世の中になってきたのではないかと思っています。
来年もそんな素敵な価値観を共有できる仲間と、精一杯人生をエンジョイしたいと思います。
佐藤芳直
プレジデント社
売り上げランキング: 122,526
プレジデント社
売り上げランキング: 122,526
2014年5月4日日曜日
峩々の桜もようやく開花しました。
峩々の桜が開花し、やっと蔵王にも春が訪れました。
何年かに1度、ゴールデンウィーク中に降雪することがございます。
そのため、峩々ではこの桜のたよりが来てはじめて冬の道具をしまうようにしております。
スタッドレスタイヤの交換、雪囲いをはずし、スノーブーツを片付けるといういつもの作業。
この桜が散るころは蔵王エコーラインが新緑を迎えます。
いよいよ本格的に行楽シーズンとなり、活気が戻ってまいります。
蔵王登山や周辺の散策にもちょうど良い季節となり、ぜひおすすめしております。
其の時はぜひトレッキングブーツをご持参下さいませ。
2014年1月16日木曜日
オリパパ邸 探訪
日頃からとても親しくさせて頂いておりますオリパパご一家。
新潟中越地震の震災復興チャリティ・コンサートでも大変お世話になりました。
時として師であり父であり、時として友である貴重なありがたい存在。
私どもの結婚式でトランペットを吹いて頂きました。
東日本大震災の時も沢山の応援を頂きました。
そんなオリパパは数年前にある里山にて、こんな素敵な暮らしをしています。
ごくごくシンプルな暮らしの中で、トランペットと改めて向き合う生活。
音楽家としての集大成を迎えようとしている。
オリパパのトランペットには心がある。
ではその心とはいったい何が育むのだろうと考えてみる。
その営みを目の当たりにし、その答えはすぐに出た。
家族と仲間と丁寧な暮らし。
何を大切にしていて、どのようにして生きていきたいか。
音楽はそれをストレートに表現できる。
私はこういう人間なのですと、音楽は素直に表現できる。
自分もそうありたい。
そしていつの日かその事を峩々に訪れる旅人に感じて頂きたいと願う。
新潟中越地震の震災復興チャリティ・コンサートでも大変お世話になりました。
時として師であり父であり、時として友である貴重なありがたい存在。
私どもの結婚式でトランペットを吹いて頂きました。
東日本大震災の時も沢山の応援を頂きました。
そんなオリパパは数年前にある里山にて、こんな素敵な暮らしをしています。
ごくごくシンプルな暮らしの中で、トランペットと改めて向き合う生活。
音楽家としての集大成を迎えようとしている。
オリパパのトランペットには心がある。
ではその心とはいったい何が育むのだろうと考えてみる。
その営みを目の当たりにし、その答えはすぐに出た。
家族と仲間と丁寧な暮らし。
何を大切にしていて、どのようにして生きていきたいか。
音楽はそれをストレートに表現できる。
私はこういう人間なのですと、音楽は素直に表現できる。
自分もそうありたい。
そしていつの日かその事を峩々に訪れる旅人に感じて頂きたいと願う。
織田準一(トランペット)
FLORESTAN (2012-09-05)
売り上げランキング: 67,599
FLORESTAN (2012-09-05)
売り上げランキング: 67,599
登録:
投稿 (Atom)






![CREA 2019年2月・3月合併号[雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51xZ0O%2Bre6L._SL160_.jpg)

































