2019年1月19日土曜日

第44回 プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選 選考審査員特別賞 受賞

旅行新聞新社が主催するプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選
日本の小宿10選 選考審査員特別賞を頂きました。
全国の各旅行会社の投票を基に、出版社など旅行を取り扱うプロたちが選考するものです。
旅行業界の発展のために44年前から開催されているものです。
100選に選ばれている旅館は、ほとんどが大型旅館ばかりで全国でも有名な宿ばかりです。そんな中で当館のような客室数が20部屋前後の小さな宿も特別賞として選ばれました。
とてもありがたいことです。感謝を申し上げます。


金屏風の前に立つことなんてありませんから、かなり緊張しました。
でも、たまにはこういう場も良いものです。普段はお付き合いの無いような旅館や業界関係者の方々にもお話を伺える機会はそうありませんから。
会場には400人ほどの方々が全国から集まり、新年のご挨拶などを交わし和気あいあいとした雰囲気がありました。


懇親会ではとても華やかな料理が並び、会話も弾みます。
2時間のパーティーでしたが、話に夢中で何も食べられなかったのが残念。
業界の方々が幅広く出席されてましたので、中には懐かしい顔ぶれもちらほら。
思い出話や、今後の業界の事やオリンピックイヤーについての話題で盛り上がりました。


ホテル・旅館の他に観光バスの優秀ドライバー・ガイドの表彰もありました。
部門別にも「料理」「おもてなし」「施設」など多岐にわたり、とても勉強になりました。
なれない場ではありましたが、とても刺激になり、東京で良い時間を過ごしてきました。

2019年1月12日土曜日

CREA 2019 2・3月合併号掲載

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は公私共に色々な事があり、日々の業務や子育てにバタバタと過ぎ去ったような気がしております。
混沌とした時代の中で、いかにして私達はこの蔵王に山の中で暮らして行けば良いのだろう。旅館という生業を脈々と後世につなげていく事。問題が山積する中で、そんな不安とそれを乗り越えるだけの家族やスタッフ、仲間達を大切にしよう。同じ志を温め合えるような人間関係を築いていきたいと年頭に思う次第です。
小さな成功体験、小さな喜び、優しさを分かち合う心。それらをすべて訪れるお客様達と共有していきたい。そう思っています。




先日発売のCREAに掲載されました。
特集の「ひとり温泉、ひとり宿」
おひとり様でのご利用は昔から多かった当館ですが、記事の中にはなるほど!と思うような内容が沢山ありました。
誰しも自分の定宿があったら良いな。温泉や旅文化から色々な事を学びたい。そう思うのはとても自然な事であると考えます。
「旅」は人間を成長させる最も大きなファクターだと思います。
名も知らぬ場所で知らない人に出会い、人間は詩人になる。写真を撮るでもなく、酒を飲むでもなく、郷土料理を食べるでもなく過ごすことであっても、人は旅に出る。なぜなのでしょう?本誌はそんな事を考えさせられる素晴らしい内容でした。
パラパラとガイドブック的な読み方ではなく、しっかりと文章を繰り返し味わい、自らの旅に関する価値観と照らし合わせてみるのも楽しみ方なのではないでしょうか。



CREA 2019年2月・3月合併号[雑誌]
文藝春秋 (2019-01-07)