2014年1月25日土曜日

旅の手帖 2014.2 掲載




特集 冬こそ秘湯
旅の手帖はいつも特集がいいですね。ストレートでわかりやすい。
さすがに旅慣れている方々をターゲットにした雑誌だと思います。
取材力もさることながら、その地方の隠れた楽しみや旅館の本質的な価値を掘り下げてくれるありがたい雑誌です。

今回のテーマはズバリ
私が個人的に一番好きな季節ですね。
秘湯の宿は間違いなく冬が一番価値が高まると思います。
冬の旅は様々なことを考えさせ、自然の恵みをより感じられると思います。
美味しい食事を食べて思う事。
厳しい吹雪にさらされ、その土地の生活に思いを馳せる事。
味わい深い旅にはテーマが必要です。
冬だからこその楽しみが用意されている山の宿。
厳冬期の山間部に位置する秘湯ならでわの貴重な体験をして頂きたいと思います。

冬は旅の目的がより明確で、あれやこれやと欲張らない良い季節です。
どうぞ秘湯旅の象徴とも言える冬にぜひともお出かけくださいませ。


■ 旅の手帖
■ 宮城蔵王 樹氷めぐり



旅の手帖 2014年 02月号 [雑誌]

交通新聞社 (2014-01-10)

2014年1月24日金曜日

休館のご案内

館内の補修、設備等メンテナンスにつき1/26~1/31まで休館させて頂きます。
ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

2014年1月16日木曜日

オリパパ邸 探訪

日頃からとても親しくさせて頂いておりますオリパパご一家。
新潟中越地震の震災復興チャリティ・コンサートでも大変お世話になりました。
時として師であり父であり、時として友である貴重なありがたい存在。
私どもの結婚式でトランペットを吹いて頂きました。
東日本大震災の時も沢山の応援を頂きました。
そんなオリパパは数年前にある里山にて、こんな素敵な暮らしをしています。
ごくごくシンプルな暮らしの中で、トランペットと改めて向き合う生活。
音楽家としての集大成を迎えようとしている。




オリパパのトランペットには心がある。
ではその心とはいったい何が育むのだろうと考えてみる。
その営みを目の当たりにし、その答えはすぐに出た。

家族と仲間と丁寧な暮らし。

何を大切にしていて、どのようにして生きていきたいか。
音楽はそれをストレートに表現できる。
私はこういう人間なのですと、音楽は素直に表現できる。
自分もそうありたい。
そしていつの日かその事を峩々に訪れる旅人に感じて頂きたいと願う。


トランペットが吹きたい
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織田準一(トランペット)
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2014年1月1日水曜日

2014年 元旦


新年あけましておめでとうございます。
先ほど温泉神社にて初詣をすませてまいりました。

皆様の健やかな暮らしに温泉の力が少しでもお役にたてますよう、いっそう頑張ってまいります。
本年も変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

2013年12月31日火曜日

ゆく年くる年 2013


雪が降るでもなく吹雪くこともなく、本年の大晦日も静かにお客様をお迎えしております。12月上旬から降り続きました雪は例年の積雪量をはるかに超えるものでしたが、今朝から本当に穏やかな日和です。
私どもは何年もこの場所に住み、様々な自然の表情を目の当たりにしてまいりました。時には目を開けることも立っていることすらできない猛吹雪の日もあります。
だからなおさら今日のとても清々しい1日が愛おしく思えるのかもしれません。
蔵王の静けさは本当に言葉になりません。
お客様と共にこの静寂の中で新しい年を迎えられることに、心から感謝しをしております。

談話室に掛けさせて頂いております肖像画。私からさかのぼること三代前ですから、曾祖母です。
いつも優しく私の仕事を見てくれています。
曾祖母の時代に思いを馳せますと、今からは想像もできないほど峩々は過酷な場所でした。きっと沢山の苦難の中でこの宿を守ってくれたのだと思います。

自分の生活はどのような人の上に成り立ったいるのか?
大晦日だからこそ、そんな事をじっくりと考えたいと思います。
家業というものは様々なものを受け継ぎ、守り抜いていくものです。
温泉や旅館が主ですが、他にも沢山受け継ぐべき「資産」があります。
しかしながら1つだけそれができないものが存在します。
それは「思い」です。
どんなに大きな苦労をしても、それを人から人へ受け継ぐことは不可能です。
だからこそ、人は思いを馳せるのだと考えます。
思いを馳せること。
そして限界なく自分と先代をつなげてくれます。
様々な思いの上に私は立っている。
そしてこの峩々がここに存在しているのです。
ちょうど日付が変わる頃、今夜は曾祖母の肖像画を前にしばし思いの時を刻みたい。そう思います。

人間万事塞翁が馬

「じんかんばんじさいおうがうま」
本当に人生は予想もしない出来事ばかり。
幸福も不幸も沢山やってきます。
でもそれは考え方の問題で、目の前に起こった出来事を幸いと捉えるかは個人の性格によるものが大きいと思いますし、例えそれがどのような結果だとしても振り返って後悔するような事そのものが不幸なのだと思います。
「人間万事塞翁が馬」
来年は午の年。いつも心にとめておきたいですね。

本年も本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
来年も元気にまたお会いしましょう。

2013年12月19日木曜日

竹鶏ファームのたまご

峩々温泉でご提供しております「温泉卵」や「エッグベネディクト」には宮城県白石市の地産たまごを使用しております。

こちらのたまごの特徴は餌に「竹炭」を配合している事です。
長年の研究から培われたノウハウで、味にくさみのない健康卵になると言われております。
竹炭も自社で作るというこだわりようです。

和食をお選び頂きましたお客様には炊きたて熱々の「ひとめぼれ 一等米」をより美味しく、より健康に召し上がって頂くための名脇役。
そして洋食のエッグベネディクトには欠かせないメインの食材。
いずれにしても峩々の朝食には決して欠かすことのできない「地産たまご」という存在は、これからも大切にお客様にご提供し続けていきたいと思っております。

お腹に良い温泉で、お腹に良い食材を。


● 竹鶏たまご

2013年11月30日土曜日

冬の献立会議




12月19日からのメニュー変更に向け、献立会議をしました。
今回もふろふき大根の揚げだしを加える事になりました。
昨年からアレンジしました点は、蔵王町産の鴨をアンの出汁に使い、ローストした柔らかい部分を大根に乗せて仕上げる事にいたしました。

その他、カブのクリーム煮にベルツのソーセージを添えて蒸したり、土瓶蒸しをハゼ出汁で作ってみたりと、沢山試作品を作って写真を取りながら組合せたりしました。
今回から宿泊料金に応じて献立を変える試みも行っていこうと思っております。
今までは客室の大きさによって料金設定されておりましたが、年末からは料理も少し変化を持たせていこうと考えております。