歌舞伎座新開場
柿葺落四月大歌舞伎
おめでたいですね。新しい歌舞伎座が完成しました。
毎日、こけら落とし興行が盛大に行われております。
先日、私は第2部を観てまいりました。
菊五郎さんの「弁天娘女男白浪」最高でしたね。
TBSの情熱大陸でも舞台裏が紹介されておりましたが、やはり新しいものをスタートさせるという事はとてつもないエネルギーを使わないと叶う事がないと思います。
伝統と革新を両立させ、またこの時代に多くのファンを満足させながら世界に発信していくというスタンスは、並みの人間では決してできることではないと思います。
白波五人男の口上を聞き終わった時、ふと考える事がありました。
人間国宝・七代目 尾上菊五郎という人物がこの新歌舞伎座オープンにどれだけの情熱を注ぎ込んだのか、それを垣間見たような気がしました。
市川團十郎、中村勘三郎の相次ぐ死を乗り越え、その重責を背負いながら建物、演者、演目、そしてファンを集め伝統をつなげていく姿に多くを学んだような気持ちでいます。
よく建築家が「空間が練られていく」と表現しますが、そうすると今の歌舞伎座は全くの素の状態なのかもしれません。役者さんとお客様がお互いに良い空気を共有し、空間ができあがっていくのでしょう。私もできるかぎり足を運んで、その小さな変化を楽しんでいきたいと思っています。
一等席の足元が広々になりました!このくらい広いと、とてもリラックスした気分で歌舞伎を鑑賞できますね。
柱も無くなって、どの席からも見やすいです!
NHKエンタープライズ (2004-09-24)
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